ボードとロール、どちらも妥協しない
5年越しで出会った真のハイブリッド機「Durst P5 350」
導入機器
株式会社ミケランジェロ
株式会社ミケランジェロ
大阪本社/東京支社
株式会社ミケランジェロは1992年創業の大阪の南港に本社をおくサイン会社。 グラフィックデザイン・大判サイン出力や、什器・POPディスプレイ製造を主に手掛け、特に企画設計・インクジェット印刷・カット加工・現地施工全般を社内で一貫して行う、高い技術力を有する。 2019年3月にアジア1号機として東京支店に Durst P5 350 を導入。 その高い品質と生産性が評価され、2022年1月、大阪本社への2台目が導入された。 その導入経緯と効果を取締役副社長の高橋氏にお伺いした。
2台体制による生産体制と
ビジネスモデルの劇的な変化
職人の高齢化と、内製化への高い壁。理想の1台を求め続けた5年間
同社は長年、ロール機によるシートメディアへの出力を主力としてきたが、現場では深刻な課題に直面していたという。
「施工現場では職人の高齢化が進み、人手不足も深刻です。
手作業に頼る『シート貼り』は現場での負担・作業時間の長期化を引き起こす原因となっていました。
また、お客様からダイレクトに印刷できないか?と相談を受けた際に断らざるを得ない状況も多々ありました。
この工程をいかに省力化し、スピードアップさせるかが急務でした。」と高橋氏は語る。
「現場での貼り工程を無くすには、ボード(板物)へのダイレクト印刷が必須であり、ボード対応機の導入を検討し始めてから、実に5、6年もの月日が流れていました。
市場にある多くのUVプリンターを検討したものの、ボード専用機では採算に不安があり、
一方でロール対応のハイブリッド機は【ロールはあくまでオプション】という程度の性能のものが多く、50mなどの長尺巻きを安定して流せる理想の機械には出会えずにいました。」
P5 350のハイブリッド性能が「両方の願い」を叶えた
そんな折、NSKから提案されたのがDurstの最新機種「P5シリーズ」だった。
「初めてP5
350の紹介動画を見せられた時、ボードとロールの両方がこれほど高い次元で両立できるのかと、まさに衝撃を受けました。
以前からDurstの名前は業界最高峰の機材として知っていましたが、ボードとロールのどちらもをメイン機として運用できる性能を目の当たりにし、導入を決断しました。」
2019年、コロナ禍の真っ只中であったが、東京工場へ1台目の「P5 350」が導入された。
作業テーブルを接続してボードの並列印刷が可能
ロール資材のセットと印刷後の巻取り機能も専用機レベル
「シート貼り」からの脱却で、短納期とコストダウンを同時に実現
導入後の変化は劇的だったと語る。
「当初はロールメディアとの併用を想定していましたが、今では『ロールをセットする暇がないほどボードの仕事が詰まっている』という逆転現象が起きています。」
最大のメリットは、これまで当たり前だった「塩ビシートに出力してパネルに貼る」という工程を無くしたことだった。
「貼り込みの手間を無くすことで、圧倒的な短納期を実現できました。
さらに、シート代と人件費を削減した分、お客様に安く提供するという戦略が当たり、展示会・イベント装飾用途での仕事が一気に増えました。」
また生産性だけでなく、品質面でもP5 350の実力は際立っている。
「大型機にありがちなバンディング(筋状のムラ)が、P5 350では高速モードでもほとんど目立たない。
5年経っても本体の劣化を感じさせない剛性の高さは、他メーカーの機械とは一線を画しています。」と、現場視点での信頼も厚いものとなっている。
その評価を裏付けるように、2022年には大阪本社の方にもこれまで使用していたロール専用UVインクジェット機を撤去し、2台目となるP5
350を増設している。 さらに、P5 350の導入は、
環境配慮型素材「Re-board」を用いた脱塩ビ・脱プラスチックへの挑戦
を加速させ、同社の提案力を一層強固なものにしている。
Re-boardで制作されたNSK展示会ブース。軽くて組み立てやすくリサイクル可能なので期間限定ブースなどに最適。
細かい線の描写やテキストも鮮明に高速印刷できる性能
世界基準の機材を武器に、AIとロボットが躍動する「スマートファクトリー」へ
2026年には東京・大阪での2台体制に加え、すでに3台目となる
5m幅対応のロールtoロールモデル「P5 500」
の導入も決定。
「目指すのは、広い工場に数人しかいないような、無人化に近いスマートファクトリーです。
機械にできることは徹底的に機械に任せたい。」
Durstという世界基準の武器を手に入れた今、同社は単なる出力会社を超え、世界中の人とつながる新しい販促ツールの開発や、AIを活用した生産管理など、サイン業界の未来を切り拓くモノづくりに邁進している。
株式会社ミケランジェロ
企業HPhttps://michelangelo.co.jp/
株式会社ミケランジェロはインクジェット出力を中心に、看板のデザインから製作・施工・修理まで、全て自社一貫体制で行なっている。 現在では、名古屋と東京にも事業所を設置し、事業を拡大している。
導入ソリューション
あらゆる資材を高品質に高速印刷
Durst P5 350
詳しくはこちら Durst P5 350は、LED UV搭載、幅広い用途で使用できる3.5m幅の産業用大判プリンター。 3.5mの印刷幅を活かしたメディアの同時挿入・連続印刷により最高の生産性を発揮し、ロール・ボード・段ボール・建材系重量メディアなど、あらゆる資材を高品質に高速生産する。